2026/09/10 22:28
珈琲屋さんのメニューでたまに目にすることがあります。
ナチュラルやウォッシュド。
「なにそれ!?」って重いせんか?
珈琲に興味なかった昔の私もそうでした。
ナチュラルのが名前から自然ぽい。
ウォッシュドは洗う感じ?かな?
そんな曖昧でした。今回はこちらの説明をしていきます。
ナチュラルとウォッシュド、コーヒー豆の精製方法の違い
コーヒーの味わいを決める要素は「産地」「品種」「焙煎」だけではありません。実は、収穫したコーヒーチェリーから生豆(なままめ)を取り出すまでの「精製方法」によっても、味わいは大きく変わります。
今回は、代表的な2つの精製方法「ナチュラル」と「ウォッシュド」について、それぞれの特徴を詳しくまとめました。
ナチュラル(乾燥式)とは
ナチュラルは、コーヒーチェリー(果実)を収穫後、果肉がついたままの状態で天日に干して乾燥させる、最も古くからある精製方法です。

工程の流れ
収穫したチェリーをそのまま乾燥棚やコンクリートの床に広げる
1〜3週間ほど天日干しし、定期的に手作業でかき混ぜる
果肉・パーチメント(内果皮)が乾燥したら脱穀し、生豆を取り出す
味わいの特徴
果肉に含まれる糖分がじっくり豆に浸透していくため、フルーティーで甘みの強い、発酵感を伴った個性的な味わいになりやすいのが特徴です。ベリー系や赤ワインのような風味と表現されることもあります。
メリット・デメリット
メリット:水をほとんど使わないため環境負荷が低く、コストを抑えやすい。個性的で複雑な風味が出やすい
デメリット:天候に左右されやすく品質が安定しにくい。乾燥管理を誤るとカビや過発酵のリスクがある
ウォッシュド(水洗式)とは
ウォッシュドは、収穫したチェリーの果肉を機械で取り除いたあと、水槽で発酵させてぬめり(ミューシレージ)を落とし、水洗いしてから乾燥させる方法です。比較的新しく確立された精製方法で、現在では多くの高品質コーヒーで採用されています。

工程の流れ
収穫後すぐに果肉除去機で果肉を取り除く
パーチメントに残ったぬめりを、水槽で数時間〜1日ほど発酵させて分解
きれいな水で洗い流す
天日または乾燥機で乾燥させ、脱穀して生豆を取り出す
味わいの特徴
果肉を早い段階で取り除くため、豆本来のクリーンな酸味や香りがはっきりと出やすいのが特徴です。産地や品種の個性が素直に感じられる、すっきりとした味わいになります。
メリット・デメリット
メリット:品質が安定しやすく、欠点豆を選別しやすい。クセのないクリアな味わいに仕上がる
デメリット:大量の水を使うため環境負荷が高く、水源が必要。設備投資やコストがかかる
ナチュラル vs ウォッシュド 比較表
項目 | ナチュラル | ウォッシュド |
|---|---|---|
工程 | 果肉付きのまま乾燥 | 果肉除去→発酵→水洗→乾燥 |
味わい | フルーティー・甘み・発酵感 | クリーン・酸味が明瞭 |
品質の安定性 | 天候に左右されやすい | 比較的安定しやすい |
水の使用量 | 少ない | 多い |
コスト | 抑えやすい | かかりやすい |
まとめ
ナチュラルは「個性的で甘みのある奥深い味わい」、ウォッシュドは「クリーンで産地の個性が素直に出る味わい」というのが大きな違いです。どちらが良い・悪いということではなく、豆の個性や飲み方の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
自家焙煎をしていると、同じ産地の豆でも精製方法が違うだけでこんなに味が変わるのか、と驚かされることがよくあります。ぜひ飲み比べてみて、自分好みの精製方法を見つけてみてください。
その他、スマトラ式やアナエロビッグなどまだまだたくさん種類あります。
こちらはまた記事でまとめますね。
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